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いつの頃からか私たち日本人は、皆で歌って踊るといった原初的な愉しみを失ってしまいました。クラブで身体を揺すり、カラオケで自己陶酔に浸る…。音楽の私物化は、私たちに断絶と閉塞感をもたらしました。そんな今だからこそダンス♪ ダンス♪ もひとつおまけにダンス♪

 

本日は、中南米から少し横道に逸れ、というか原点を辿りアフリカン・ダンスの世界へ。こちらはガーナ共和国発祥のダンス『アゾント』(Azonto)。トラディショナルなステップに現代風のアレンジを施した楽しさ満載のダンスです♪ 電話をかけたり車を運転したり、日常的なベタな仕草を取り入れているところに特徴があります。頻繁に登場するのがパペット(操り人形)を模したユニゾン。この動画では、恋の駆け引きがコミカルに演じられています。

 

ガーナ出身のミュージシャン Fuse ODG (フューズ・オー・ディー・ジー)が歌う楽曲のタイトルは、そのものズバリの『Azonto』(2014年)。ガーナのポップミュージックをベースにカリビアン・ミュージックやヒップホップなど様々な要素が加わったいわゆるUK発のアフロビートです。この曲が英国で大ヒットを記録し、アゾントはヨーロッパ全土で大ブームを巻き起こしました。

 

踊っているのはロンドンで開催された『アゾント・ダンス・コンテスト』にマンチェスター・チームとして出場し、見事優勝を果たしたマルクワビズさん(Mrkwabz)とトレイク・セラシ(Trayc Selasi)さんのカップル。もうね。ころころっとした女の子セラシさんの踊りが、可愛すぎます♪ (彼女はその後、シンガー&ダンサーとしてデビューしています) 踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々っ!