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ファンキーなプレイとファニーな性格が頼もしいベーシストの芹田珠奈さんに続いて本日はドラマー編です。とかくアジア人はリズムに弱いと云われ続けて来ましたが、何を仰るウサギさんです。まずは彼女たちのプレーを観て、聴いてから(そこの男どもは偉そうな口を叩けるものなら叩いて頂きたい。

 

本日ご紹介するのは佐藤奏さん。埼玉県出身の18歳、何と現役女子高校生です!  3歳からドラムを始めて、5歳でプロになると決心したというから只者ではありません。しかも6歳の時に元・カシオペアの向谷実の目に止まり、10歳で初レコーデイングに臨んだというから驚き 桃の木 山椒の木。とにもかくにも性別・年齢・国籍を問わず、彼女ほど技術的にもドラミングのストーリーにおいても優れたドラマーにお目にかかれることはそうそうありません。

 

先月、奏さんは米ドラム専門誌『DRUMHEAD Magazine』主催の”The Epic Drumhead Live 2020”において、ジャズ、フュージョン界最高のドラマーと称されるあのスティーヴ・ガッドや、ミック・ジャガーやジェフ・ベックのサポートメンバーとして知られる名手サイモン・フィリップスと肩を並べてストリーミング出演を果たしています。はいはい。もう一度、書きますよ。奏さん、まだ18歳ですから。

 

一本目の映像は昨年12月、東京・六本木のライヴレストラン『CLAPS』で開かれた10周年記念コンサートの模様。チック・コリア・エレクトリック・バンドのメンバーだった天才ドラマー デイヴ・ウェックルの『Festival De Ritmo』を、彼女なりのスタイルで見事にカバーしています。二本目は、奏さんが12歳 (!!) の時にショッピングモールで行ったフラッシュモブ♪ 人間は心底驚かされると、ぼか〜んと口を開けてしまう、というのが如実にわかる微笑ましい映像です。

 

こういった世界の一流プロも認める卓越した才能を持ったミュージシャンたちが集まってバンドを組めれば (あ、男は要りませんから)、世界市場でも十二分に勝負出来ます♪ なかなか面白くなってまいりました。

 

足の動きを見ればテクニックの高さは一目瞭然。プロでもごめんなさい、のレベルです。しかもストーリーの組み立てが秀逸っ♪

奏さん、小学6年生の時の演奏です。もうね、天才としか云いようがありません。幼い顔立ちとパワフルなドラミングとのギャップが強烈過ぎるわ!