旧・広島陸軍被服支廠倉庫の保全問題を考えるインターネットラジオ番組『Hihukusho ラジオ』が先月30日から開局しています。ナビゲーターは数年来、親しくさせて頂いている女優で市民団体「広島文学資料保全の会」代表のお時さんこと土屋時子さん。「どうしてもこの被爆遺構を後世に残さなければならない」といったお時さんの熱き想いから生まれたコミュニティ・ステーションです(YouTubeにて聴取可)。

   同番組は、そもそも被服支廠とは何なのか? なぜ保全すべきなのか? 保全に際し避けては通れない問題とは? いかに解決すべきか? といった様々な難題に示唆を与えてくれる貴重な情報源となるはずです(第1回は「旧被服支廠の保全を願う懇談会」代表の中西巌さんがお話されています)。

   広島県が被服支廠倉庫を保全するか解体するかの最終決断は、残すところ約半年後に迫っています。すでにカウントダウンは始まっており、一日も早い建設的かつ現実的な利活用法の策定が求められます。

 

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